元ジャンポケ・斉藤被告 無罪を主張「行為に同意してくれていると思った」不同意性交初公判「仕事は芸人です」
ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの罪に問われた、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告(43)の初公判が13日、東京地裁で開かれた。斉藤被告は自らの口で「行為に同意してくれていると思った」と起訴内容を否認し、無罪を主張。行為自体は「あった」とした中“3段階”とされた行為の詳細を巡り検察側と、真っ向から意見が対立した。また証人尋問では、被害者・AさんのLINE等の履歴を撮影した警察官が出廷した。
斉藤被告は、黒スーツに紺ネクタイ姿で出廷。前にも増してふくよかで、公判の中で硬い表情は一度も崩すことなく、机上の資料を見つめていた。
55分間に及んだ公判では、生々しい行為の詳細と言葉が飛び交い、主張は真っ向から対立した。
冒頭陳述で検察側は3段階に渡る行為の詳細を説明。Aさんはインフルエンサー活動も行う会社員で、被告とはテレビの撮影で共演したその日が初対面だったという。
ロケバス内でAさんの後ろに座っていた被告が「本当かわいいね、肌キレイだね」と言ってキスを迫り、Aさんは「大丈夫ですけど、仕事が回らなくなるのでやめてください」と拒否したが、キスをされた。その後も被告が「彼氏いるの」と身を乗り出して再度キス。撮影を終えて再びバスに戻ると、約10秒の口腔性交に及んだと詳述。計3回の“行為”に及んだと主張。被告の影響力でAさんの「今後の活動に不利益が出ると憂慮させた」と指摘した。
対して弁護側は「斉藤さんに言い渡されるべきは無罪」ときっぱり。1度目のキスは会話をしていく内に「次第に顔が近い距離になった」ために至ったとし、Aさんは「うれしいです。きょう一日頑張れます」と返答。2度目のキスに関しては行為の事実そのものを否定した。
口腔性交そのものは認め「進んだ行為も受け入れてくれてると思った」と主張。さらに、別れ際にはAさんから「今日はありがとうございました」と言葉をもらい、キスをしたと説明した。いずれも合意とした一方「反省すべき点があった」と、弁護人を通じて謝罪と示談の交渉中だとも明かした。
検察側の証人には、Aさんが被告からの被害を身近な人に相談したLINE等のやりとりを撮影した警察官が出廷。Aさんは交際相手にも相談していたと明かした。斉藤被告にも妻子がおり、互いにパートナーがいる状態での行為だったことが明らかとなった。
斉藤被告は職業を問われると「仕事は芸人です」と即答。すでに所属事務所との契約は解除され、全国でバウムクーヘンの販売活動をしている中で、精いっぱいの強がりが口をついた。起訴内容によると、2024年7月30日に東京都新宿区に駐車中のロケバス内で、性的暴行を加えたとしている。次回公判は17日に行われる。
◇元ジャンポケ・斉藤被告これまでの経緯
▼2024年9月20日 体調不良を理由に当面の芸能活動休止を発表
▼10月7日 不同意性交などの疑いで書類送検され、吉本興業からマネジメント契約を解除される
▼10月9日 被害女性Aさんが弁護士を通じてコメント。「心身共に深く傷つき、その傷は今も癒えていない」「私だけでなく家族も精神的負担を感じている」などと訴える
▼2025年3月26日 不同意性交と不同意わいせつの罪で在宅起訴される
▼4月27、29日 群馬県高崎市内でバウムクーヘンの店頭販売を実施。Xで「高崎での2日間、誠にありがとうございました」と報告
▼2026年3月13日 初公判。裁判官の質問に「仕事は芸人です」と答え「私の行為にAさんは同意してくれていると思っていた」と主張
