参政党が会見取材拒否問題で反論「記者が街頭演説での妨害行為に関与」「入場をお断りしました」

 参政党が24日、党の公式ホームページで、22日に国会内で行われた定例会見で、神奈川新聞(横浜市)の記者の出席を認めなかった問題について経緯を説明した。

 同党は「神奈川新聞記者の定例会見への参加制限について」とした声明で、定例会見への出席を認めなかった理由について、参政党に批判的な団体の名を挙げ「団体と行動を共にし、本党の街頭演説で大声による誹謗中傷などの妨害行為に関与していたことが確認されています。本党としても、これまで報道倫理に違反する妨害行為への対応を行ってまいりました」とした。

 また「なお、報道機関の皆様におきましては、このような取材に名を借りた妨害行為に加担する報道倫理違反の行為を、報道業界として是正して下さるよう強くお願い申し上げます」と求めた。

 その上で「こうした経緯から、今回の会見でも混乱が生じるおそれがあると判断し、主催者として入場をお断りしました。記者会見は、本党の考えや立場を広く伝えるための大切な場であり、妨害や混乱があっては本来の目的を果たせません」と強調した。

 神奈川新聞は22日の配信記事や23日の紙面で「神奈川新聞記者の取材を不当に拒否し、排除した」と掲載。同氏の統合編集局長名で「正当な理由なく記者の出席を拒むのは国民の知る権利をないがしろにする行為で到底容認できない」などとする抗議文を党に提出している。

 参政党は「会見の内容はすべて公式YouTubeチャンネルでノーカット配信しており、特定の記者や報道機関を排除する意図はありません。神奈川新聞社からは、『知る権利をないがしろにしている』とのご指摘を頂戴しておりますが、会見はすべて公開されており、報道機関や記者を問わず等しく視聴できる環境を整えております。したがって、そのようなご指摘は当たらないと考えております」と反論した。

 「今後も、報道の自由と国民の知る権利を尊重しつつ、健全な言論空間と秩序ある情報発信に努めてまいります」と結んだ。

 神谷宗幣代表(48)は同日、自身のX(旧ツイッター)で、党の声明を引用し「報道の方々に報道倫理に従った自制の協力をお願いしたい。無茶苦茶になってます」と訴えた。

(よろず~ニュース編集部)

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