俳優・タレントのラサール石井（69）が30日、国会内で記者会見を実施。7月の参院選（3日告示・20日投開票）に社民党から出馬することを発表した。

　会見には報道陣が50人近く集結。冒頭で、このタイミングでの出馬報告となった経緯について「27日までお芝居をしておりました。主催者、共演者にご迷惑をかけたくないということで、社民党の協力もあって完全極秘で（出馬への準備を）行っていた」と明かし、「発表が土壇場になりました事をご容赦下さい」と説明した。

　社民党からの出馬となった理由については「もちろんオファーがあった」と話しながらも、「即答したわけではないです。1度は断ったけれど、粘り強く口説いてもらった」と説明。報道陣から「他の党の選択肢はなかったのか」と聞かれると、「今までの言動を見ていただければ、自民党で出ることはないとわかると思いますが…」と笑いを誘いながら、「私が野党だと思える党は三つしかない、言いませんが。社民党はそのうちの一つ」と説明した。

　また「ただ議員になりたいのであればなりやすいところから出ます」と明かし、「福島さんの魅力もある。世間ではちょっとめんどくさいおばさんと思われていると思うが、そのぶれなさと良い意味での空気のよめなさに惹かれた。チャレンジする価値があるかもしれないという感じました」と社民党から出馬する意味を話した。

　2022年の参院選では、水道橋博士の応援演説にも参加していたラサール石井。博士と昔からの友達であることや、知り合いである大石晃子氏のお願いで演説をしたことを経緯を明かした。政党のれいわ新選組については「今もシンパシーを感じてる」としながらも、同じ芸能界出身の山本太郎代表からは「山本君には何回会っていても、『（うちの党から）出ませんか？』と言われたことはない」と裏話を吐露。「自分は不適格なんだなと思っていた」と冗談交じりに話した。また自身の演説には「今のところ呼ぶつもりはない。あくまで自分でやろうと思っています」と芸能人の応援は呼ばない方針であることも明かした。

（よろず～ニュース編集部）