「カンヌ国際映画祭」ホン・サンス監督、韓国人として6人目の審査員に 日本からは「ルノワール」がコンペに
韓国のホン・サンス監督が、フランスで13日(現地時間)から開催される「第78回カンヌ国際映画祭」の審査員を務める。映画祭の公式サイトで発表された。
公式サイトは、ホン監督を含む9人の審査員を公開。審査委員長はフランスの女優ジュリエット・ビノシュ。審査員はホン監督、米国の女優ハル・ベリーと俳優ジェレミー・ストロング、インドのパヤル・カパーリヤー監督、イタリアの女優アルバ・ロルヴァケル、フランスで活動する作家でジャーナリストのレイラ・スリマニ氏、コンゴのディルド・ハマディ監督、メキシコのカルロス・レイガダス監督が務める。
韓国出身の監督や俳優が、同映画祭で審査員を務めるのは、ホン監督で6人目。過去には、シン・サンオク監督(1994)、イ・チャンドン監督(2009)、女優のチョン・ドヨン(2014)、パク・チャヌク監督(2017)、俳優のソン・ガンホ(2021)が審査員として参加した。
映画祭側は「国際的な賞を多く受賞しているホン監督は、カンヌ国際映画祭にもなじみのある人物」と紹介。「洗練された、緻密な雰囲気の映画的スタイルを維持しながら、絶え間なく進化し続けている」と説明した。また、カンヌを舞台にしたホン監督の映画「クレアのカメラ」や、コンペティション部門で上映された「女は男の未来だ」「映画館の恋」「3人のアンヌ」「それから」など、過去の上映作品も紹介した。
5月13日から24日まで開催される今年のカンヌ国際映画祭。日本からは早川千絵監督作品で、鈴木唯、石田ひかり、中島歩、河合優実らが出演する「ルノワール」がコンペティション部門に、石川慶監督作品で、広瀬すず、二階堂ふみが出演する「遠い山なみの光」が「ある視点」部門に選出されている。
(よろず~ニュース特約・moca)
