「爆笑戦士! SDガンダム」が30年ぶり復活!「水星の魔女」から刺激、コミケで好評

 1982年から92年まで児童漫画誌「コミックボンボン」(講談社)に連載された「爆笑戦士! SDガンダム」が30年ぶりに復活し、31日に東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット101」で頒布された。作者で漫画家、アニメーターの佐藤元は「予想以上に評判が良くてうれしい。次のコミケにはオフセット印刷したものを頒布したい」と声を弾ませた。

 かつてカミーユやエルピー・プルをディフォルメしたキャラクターで、ハチャメチャなギャグを展開した「爆笑戦士! SDガンダム」。アニメーターとして「機動戦士ガンダム」「巨神ゴーグ」「クラッシャージョウ」に携わり「ゴーグやクラッシャージョウのディフォルメを描いていたので、バンダイから声がかかり、ガンダムのディフォルメを描きました。『Z』も『ZZ』も見ていないので、人の話を聞いてぷっつんカミーユやぷるをつくりましたね」と懐かしんだ。

 30年ぶりの復活はシリーズ最新作「機動戦士ガンダム 水星の魔女」を視聴したことが契機。「知っているアニメスタッフが誰もいなくなり、気軽に見たらいい意味でツッコミどころ満載でした。ネタがどんどん浮かんできて、そのツッコミ役として、かつてのキャラクターを思い出しました」。コミケは第3回から46年間、継続して参加中。近年は原画集や設定集を頒布し、「爆笑戦士!-」は30年ぶりだが、漫画作品自体も約20年ぶりに手がけたという。シリーズ初の女性主人公スレッタ・マーキュリーの愛称たぬきから、葉っぱを頭に乗せるディフォルメ像が完成するなど、ペンが踊った。

 今回はカラーコピー8ページのお試し版「爆笑戦士! SDガンダム~水星のアホ編 Vol.0~」として頒布。この日用意した新刊が完売する反響を受け「予想以上に評判が良くてうれしい。次のコミケにはオフセット印刷したものを頒布したい」と決意した。23年4月からのテレビアニメの第2クールが放映後の次回コミケでは、新たなディフォルメキャラである“水星ちゃん”がさらに大活躍しそうだ。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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