「これで最後です」井上拓真 天心との3度目対戦を否定 被ダウンの理由も振り返る
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(27日、トヨタアリーナ東京)
WBC世界バンタム級王者の井上拓真に、同級1位の那須川天心が挑戦し、判定3-0で拓真が防衛に成功した。
序盤から拓真がポイントを重ねていたが、7回に天心が左を撃ち抜いてダウンを奪取。一気に攻勢に出たが拓真もこのラウンドをしのぎ、再びペースを取り戻した。
拓真は「本当にほっとしています。天心選手の成長もすごく感じられたし、自分の中でも決して楽な試合ではなかったです」と振り返った。ダウンの原因は「フラッシュダウンみたいな感じで、その一瞬の気の緩みというか。そこを許してしまった自分が悪かったですね」と反省。カウントが進む時の意識として、「尚(兄の尚弥)の声も父の声も聞きながら、この試合もどのラウンドでも聞きながら冷静に戦いました」と語った。
また、もしバンタム級の統一路線に進む場合、天心が他団体のベルトを獲得した場合は3度目の対戦が浮上する。この話題に大橋会長は「3度目はないな」。拓真も「ないですね」と同調し、「これで最後です」と強調した。
同カードは昨年11月に今回と同じ会場で一度、世界王座決定戦として行われた。2ラウンドまでは天心がペースを握ったが、以後、拓真が猛反撃をしかけ、試合を優勢に進めた。判定は3-0で拓真が世界王座に返り咲いた。
