大相撲秋場所で準優勝の安青錦、3連敗からの巻き返しにウクライナ料理が後押し
大相撲秋場所は大の里(26)=二所ノ関=が12勝3敗で6場所ぶり6度目の優勝を果たした。大関安青錦(22)=安治川=は千秋楽に横綱との相星決戦に敗れたとはいえ、6日目の3勝3敗から8連勝で場所を最後まで盛り上げた。
左足に故障を抱える中で奮闘する安青錦を応援していたのは、東京・江東区のウクライナ料理店「ドミウカ」を経営する真下博志さんだ。14日目を終え「あの日から連勝が続いて感無量です」と話していた。
安青錦が3連敗で星が五分になった6日目の夕方、本人から店にデリバリーの注文が届いた。届けたのはザリヴァンツィ(チーズチキンロール)、サクランボのヴァレーニキ(クレープ)、ホルブッィ(ロールキャベツ)の3品。チキンロールとクレープはメニューにない。特別に調理したウクライナの家庭料理だ。
ウクライナ人シェフ自ら安治川部屋に運び、ウクライナ語で世間話を行った。その後の好調に真下さんは「少し気が落ち着いたのでは、とスタッフと一緒に喜んでいます」と語っていた。
今年2月にオープンした同店。安治川部屋と後援会が中心になり「安青錦が気軽にウクライナ料理を食べられる環境をつくろう」と物件、経営者探しから初めた。真下さんはその際に安治川部屋との接点が生まれた。安青錦はプライベート、後援者との会食でも同店を利用するようになった。
安治川親方(元関脇安美錦)、おかみさんの絵莉夫人も同店を訪れる。その度に「安青錦を支えてあげてください」と感謝を伝えられるという。大関の活躍で予約が難しい人気店に成長した。
部屋一丸で大関を支える様子、常に謙虚な安青錦の姿を前に、今は部屋と安青錦の大ファンになったという真下さん。「大関が勝つと店の皆が元気になります。これからも応援を続けます」。安治川部屋、安青錦の一層の飛躍を願っている。
