中谷潤人は井上尚弥の“衰え”説を一蹴 カルデナス戦をどう見た?「倒し切るといったところが必要」
ボクシングのWBC世界バンタム級王者の中谷潤人が21日、IBF同級王者の西田凌佑と行うWBC・IBF世界バンタム級王座統一戦(6月8日)への強化で滞在した米国・ロサンゼルスから帰国した。
当地では、映像で、ラスベガスで行われた井上尚弥vsカルデナスの試合もチェックしたという。ダウンを喫したところから盛り返してのTKO勝利である点を重視。「ダウンだけじゃなくて、しっかり倒し切るといったところが必要になってくる」というイメージを持ったと明かした。
尚弥の衰えを指摘する意見もあると水を向けられると「もらったところだけを抜けば、そう見られる方も多いかもしれないですけど」とした上で、「そこら辺は全然思わないです」と不安説を一蹴した。
また、カルデナスが尚弥からダウンを奪った左が、中谷の得意とするパンチと似ていることについては「それだけにこだわらず、いろんなパンチを当てて、しっかり倒せるような、パワーとタイミングとを備えておきたいと思っています」と語った。