玉田志織「誰かの背中を押せる、そんな役者に」 医療ドラマ初挑戦「天久鷹央の推理カルテ」で存在感
女優・玉田志織(23)が、橋本環奈(26)主演のテレビ朝日系ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(火曜、後9・00)に看護師の相馬若菜役でレギュラー出演中だ。自身初の医療ドラマで試行錯誤の中、20日放送の第5話で存在感を発揮。自身のスポットが当たる27日放送の第6話を前に、役への思いや影響を受けた人物などを語った。
個性的な登場人物の中でも欠かせない存在となっている。初挑戦の医療ドラマのセリフに苦戦しつつも「知らなかった病気についても学ぶきっかけになったり、今後の生活に役立ちそうな知識が盛り込まれていたりするのは、見ていておもしろいと思う」とアピールした。
第6話では自身がドラマの中心となる。「自分の中でいつも設定を作る。若菜は小さい子に携わるお仕事がしたい気持ちで小児科を目指したという裏設定。そういうところを大事にして命を救うために働いているまっすぐな看護師を演じたい」と、こだわりを持って役作り。「私は人の何百倍も努力しないと実力が追い付かないタイプ。役もいただいたら誰よりも時間をかけて一つ一つの仕事に取り組んでいる」と明かした。
今でもクランクインでは震えるほど緊張するという。常に新鮮な心境で作品に臨む中で、昨年出演したフジテレビ系ドラマ「ブルーモーメント」で共演した山下智久(40)からは感銘を受けた。
「本当にハードなスケジュールの中、災害現場のシーンがあった。みんなの疲れが見えてきたところで山下さんが熱い言葉をかけてくださった。『もう一度このドラマを見てくださる視聴者の皆さんのことを考えて一致団結して最後まで頑張ろう』と円陣を組んだ。私も一つの作品に向き合う仲間に対しても優しくできる、そんな人になりたいと思った」。今でも役者人生の指針になっているという。
憧れの女優は事務所の先輩の上戸彩(39)。今年は対面する機会もあった。「私たち後輩のこともしっかりと覚えていてくださった」と感激し、「『マネジャーさん、スタッフの皆さんがいなければ私たちの仕事は成り立っていない。日頃の感謝も忘れずにみんなで頑張っていきましょう!』と話してくださった。私たち後輩にも響いた言葉だった」と振り返った。
「誰かの背中を押せる、そんな役者になりたい」と掲げる玉田にはもう一つの目標がある。昨年、宮城県仙台市出身という縁で、プロ野球・楽天の主催試合でセレモニアルピッチも行い、ノーバウンドの投球。SNSを中心に話題を呼び「またノーバンで投げられる自信があるので呼んでいただけたら、うれしいな」と“再登板”を思い描いていた。
◇玉田志織(たまだ・しおり)2002年2月20日生まれ。宮城県仙台市出身。24年にテレビ朝日系ドラマ「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」、同年に日本テレビ系「マル秘の密子さん」などに出演。趣味はギターカラオケ。特技はヒップホップダンス。好きな食べ物はラーメン。身長163センチ。
