人気ロックデュオが中国系ECプラットフォームを提訴 公式グッズを模倣した偽造品を大量制製作・販売か

 米国の人気ロックデュオ「トゥエンティ・ワン・パイロッツ」が、中国系ECプラットフォームTemuに対し、商標権侵害、不正競争、肖像の不正使用などを理由に訴訟を起こした。訴えによると、Temuはバンドの公式グッズを模倣した偽造品を大量に製造・販売しており、ファンに誤解を与え、ブランドの信頼性を損なっているという。

 提出された証拠には、公式商品と模倣品の比較画像が多数含まれており、例えば35ドル(約5200円)の正規Tシャツと、Temuで7.54ドル(約1100円)で販売されているほぼ同一のコピー品が並べられている。バンド側は、こうした価格差がビジネスを脅かし、消費者を混乱させると主張している。

 さらに訴状では、Temuの企業姿勢にも言及されており、「現代のグローバル市場において最も非倫理的な企業の一つ」と厳しく批判。個人や市場、環境に対する深刻な脅威をもたらしていると警鐘を鳴らしている。

 トゥエンティ・ワン・パイロッツは、模倣品の製造・販売の即時停止と、既存の偽造品の回収を求める恒久的な差止命令を申請。加えて、意図的な侵害に対する損害賠償として、商品カテゴリごとに最大200万ドル(約3億円)の法定補償を求めている。

 この訴訟は、待望のニューアルバム「ブリーチ」の12日のリリース直前に提起された。

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