世界的ミュージシャン死去、84歳 自宅で睡眠中に亡くなる 五輪式典で2度も楽曲使用

 ジャズミュージシャンのチャック・マンジョーネさんが死去した。84歳だった。世界的なヒットを収めたシングル『フィール・ソー・グッド』などで知られたチャックが22日、ニューヨークにある自宅で眠っている間に息を引き取ったことを遺族が発表した。

 1940年にニューヨークのロチェスターで生まれ、ジャズ科目で知られるイーストマン音楽学校で学んだチャックは、1960年代にピアニストの兄ギャップと共にパフォーマンスをスタート、アート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズにトランペット奏者として参加、その後ソロアーティストとして活躍するようになった。

 1970年代に入るとサックス奏者のジェリー・ニーウッド と4人組のジャズグループを結成、人気を得た。1977年にはアルバム『フィール・ソー・グッド』がビルボード200で2位を獲得、世界的なスターとなり、その長いキャリアにおいて2度のグラミー賞を獲得している。

 また、『チェイス・ザ・クラウズ・アウェイ』が1976年モントリオールオリンピック、『栄光をめざして』は1980年レークプラシッドオリンピックと、2度もオリンピックの式典で楽曲が使用された。

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