ロック界の伝説的ギタリスト、リック・デリンジャー氏が死去 77歳 

 クラシック・ロック界の名ギタリスト、リック・デリンジャー氏が死去した。77歳だった。26日、フロリダ州オーモンドビーチにて、家族に見守られながら息を引き取ったことを、長年の友人であり介護人でもあったトニー・ウィルソン氏が発表した。

 ウィルソン氏は「彼のエネルギーと才能は、常にファンを魅了し続けてきました。音楽界に大きな空白を残し、多くの人々に惜しまれながらの旅立ちとなりました」とコメントし、リック氏の功績を称えた。

 1947年生まれのリック氏は、1962年にオハイオ州で弟のランディ、ベーシストのデニス・ケリーと共にバンド「ザ・マッコイズ」を結成。わずか17歳でレコーディングした1965年のヒット曲「ハング・オン・スルーピー」で一躍脚光を浴びた。

 その後もリック氏の影響力は広がり、自身が作詞作曲を手がけたロックの名曲「ロックンロール・フーチー・クー」は、ネットフリックスのドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4でも使用された。また、プロレスラーのハルク・ホーガンのテーマ曲として知られる「リアル・アメリカン」も手がけている。

 1973年にはソロデビューアルバム「オール・アメリカン・ボーイ」を発表したほか、“ウィアード”・アル・ヤンコビックのデビューアルバムのプロデュースも担当した。また、パティ・スミスに初の主要クレジットを与えた楽曲「ジャンプ」も代表的な仕事の一つである。

 さらに、同氏はアリス・クーパー、バーブラ・ストライサンド、シンディ・ローパーらとの共演を果たし、アート界の巨匠アンディ・ウォーホルとの親交も知られている。晩年にはリンゴ・スター&オール・スター・バンドと共に世界各地を巡るツアーを行っていた。

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