昭和のいるさん死去 88歳、肺炎 漫才コンビ「-のいる・こいる」で活躍 最後の寄席出演は13年7月
漫才コンビ「昭和のいる・こいる」で活躍したタレント・昭和のいる(しょうわ・のいる、本名岡田弘=おかだ・ひろし)さんが、24日午後7時45分、肺炎のため東京都北区の病院で死去していたことが26日、分かった。88歳。所属の落語協会などが発表した。
のいるさんは石川県出身で、1966年に人気漫才コンビ「獅子てんや・瀬戸わんや」に入門。相方のこいるさんと1966年に「花園のいる・こいる」としてデビュー。後に歌手の故・三橋美智也さんの提案で「昭和のいる・こいる」に改名した。
76年にNHK漫才コンクールで最優秀賞を受賞し、テレビのお笑い番組や東京の寄席で活躍。ツッコミ役であるのいるさんの振った話題を、相方のこいるさんが「はいはいはいはい」「へーへーほうほう」などと早口で受け流すやりとりで人気を博した。
相方のこいるさんは2021年、前立腺がんのため77歳で死去。のいるさんも体調を崩して実質的に引退状態となっていた。最後の寄席出演は2013年7月23日、コンビで出演した浅草演芸ホールだった。
