元従業員から訴えられた伝説的歌手、性的暴行容疑を全面否定 弁護士「金を奪おうとする醜い手法」
モータウンの伝説的歌手スモーキー・ロビンソン(85)が、性的暴行などで4人の元従業員から訴えられている件に対して、ロビンソンの弁護士が告発内容を全面否定した。ロサンゼルス上級裁判所に6日に提出された訴状によると、原告側はロビンソンによる性的暴行、暴行、不法監禁、職場環境の悪化などで訴えており、5000万ドル(約72億円)の損害賠償を求めている。
ロビンソンとその妻フランシスの弁護士クリストファー・フロストは、「これは85歳のアメリカのアイコンから金を奪おうとする醜い手法にすぎない」と反論し、訴えを全面的に否定。さらに、「原告側の弁護士が昨日の記者会見で露骨に仕掛けた異常な演出を見てきた。彼らは虚偽で悪意のある主張をし、公衆を巻き込もうとしている」と非難した。
フロスト弁護士は、ロビンソン夫妻を強く弁護すると表明し、「訴状には信用しがたい点が多数あり、時系列の矛盾や関係性についても精査する」と述べた。また、裁判所に「訴訟の棄却を求める予定だ」とも語っている。
原告側の主張によれば、ロビンソンの性的暴行は「故意で悪質かつ意図的に権利、プライバシー、感情を無視したもの」だったという。妻のフランシスも被告に含まれており、「夫の過去の性的不正行為を十分に認識していたにもかかわらず、それを防ぐ適切な措置を取らなかった」と訴えられている。
