１９９０年代のスーパーモデルブームを牽引し、日本でも銀座ジュエリー・マキのＣＭにも出演していたリンダ・エヴァンジェリスタ（５８）が過去５年間に２度も乳がんと闘っていたことを明かした。

　リンダは、２０１８年に定期健診のマンモグラフィ検査を受けた際に初めてこの病気と診断され、両側乳房切除手術を受けた。そしてこの手術によって「一生安泰」だと思っていたものの、２０２２年７月に別のしこりを発見してショックを受けたという。

　リンダはＷＳＪ誌の秋のメンズ・スタイル号でこう語っている。「年に一度のマンモグラフィで発見されたわ」「周辺も良くなかったし、他の健康上の要因もあった。すべてを水に流したかったし、こんなことに悩まされたくなかったから、迷うことなく、両側乳房切除手術を選んだの。もう大丈夫だと思った。乳がんに殺されることはないと」

　そして２度目の発症後、担当医にこう言ったと回想している。「きれいにはしたくない。掘ってほしい。終わったら、私の胸に穴が開いているのを見たいの。私の気持ちがわかりますか？こんなことで死にたくないわ」「そしてただ、やるべきことをやって乗り切るんだというモードになった。そうして乗り切ったの」

　治療後、主治医から予後は「良好」と告げられたことに不満を抱き、なぜ「最高」でないのか説明を要求したリンダは、その結果、「恐ろしいオンコタイプ再発スコア」をもらい、がんが再発する「可能性」は常にあることの説明を受けたという。

　しかしリンダは、今のところ「お祝いモード」で、毎日に感謝しているとして　「墓場に片足を突っ込んでいるのは分かっているけれど、すっかりお祝いモードよ」「恐ろしい健康問題を乗り越えてきた。私は今、自分の本（『リンダ・エヴァンジェリスタ・フォトグラフ・バイ・スティーブン・マイゼル』）、そして自分の人生を祝っていてとても幸せな場所にいるわ。生きていることがとても幸せ。今やってくるものはすべてボーナスよ」「私はずっと黙っていたわ。知っている人はほんの一握り。それに、私はすべてを分かち合うような人間じゃないの」「いつか公表しようとは思っていたけれど、闘病中は絶対に無理だった。何かあるたびにデイリー・メール紙がドアの前で待っているようなことはしたくないの。『リンダがあの時以来、初めて姿を見せた』みたいなね」と続けた。