パーキンソン病公表の人気俳優 セリフの暗記がもうできないことを明かす

 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などで知られる俳優マイケル・J・フォックス(60)は、もはや台詞を覚えられなくなっているそうだ。29歳で脳の障害により起こるパーキンソン病に診断されたマイケルは、2017年にドラマ『グッド・ファイト』以降、記憶能力が酷く悪化してきていることを明かした。

 1980年代にドラマ『ファミリー・タイズ』に主演し一躍有名となったマイケルは、ポッドキャスト番組『ウォーキング・イット・アウト』に出演した際、こう話している。「『グッド・ワイフ』のスピンオフをやった時、それは『グッド・ファイト』なんだけど、台詞を思い出せなかったんだ。頭が白紙になってね、台詞を思い出せなかった」

 妻トレイシー・ポランとの間に、成人した4人の子供がいるマイケルは、以前は長い脚本も暗記できたとして「(ブライアン)デ・パルマの映画で70ページ分の台詞を渡され、莫大な費用のかかるステディカムのシーンは、僕がその台詞を覚えていることにかかっていると分かっていても眉毛に一筋の汗も流れなかった。でも今じゃ、5ページの台詞も覚えられない。できないんだ。だから僕はビーチに行くんだよ」と説明した。

 そんなマイケルに関しては、アップル・オリジナルがドキュメンタリー映画を製作中で、大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を含むマイケルの輝かしいキャリアのほか、名声を得たことによる苦悩、若くしてパーキンソン病に診断されたことなどが語られるという。

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