ダイアナ妃の結婚式のティアラ 展覧会に登場

 故ダイアナ妃が結婚式で身に着けたティアラがロンドンのサザビーズで開催される展覧会に登場する。1981年7月にチャールズ皇太子との挙式で使用したスペンサー・ティアラがそれで、英王室と貴族のティアラをテーマにした展覧会「パワー・アンド・イメージ:ロイヤル・アンド・アリストクラティック・ティアラズ」のハイライトとなるようだ。

 展覧会はエリザベス女王のプラチナ・ジュビリーを祝して、今月28日から来月15日まで、入場無料で一般公開される。50点近くのアイテムが一堂に会するそうで、スペンサー・ティアラはダイアナ妃の弟アール・スペンサーからの貸出となる。ちなみにこのティアラは2018年にダイアナ妃の姉セーラ・マッコーコデールの娘のセリア・マッコーコデールが着用していた。

 展覧会では他にもヴィクトリア女王が着用した夫アルバート公によるデザインの15カラットのエメラルドを使用したティアラが展示予定となっており、サザビーズ曰く、「世界で最もエレガントで豪華な色彩の宝石があしらわれたティアラのひとつ」だという。

 ちなみに同展覧会のキュレーターでサザビーズ、ロンドン店のジュエリー部門トップ、クリスチャン・スポフォース氏は以前こう話していた。「ティアラの需要は途轍もないものがあります。ここ数年は驚異的な価格を付けていますね。特に素晴らしくもない、ごく普通のティアラでも倍の値段になっています」「手にもつと、少し寒気を覚える作品があります。その起源やダイアナゆえ、歴史、パワー、影響を間近で感じることができるのは驚くべきことです」

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