マイケル・ジャクソン ディズニーに曲提供を拒否されていた? 理由は不適切行為などのスキャンダル

 マイケル・ジャクソンが生前、ディズニー映画への参加を拒否されていたという。作曲家アラン・メンケンによると、マイケルは1996年の長編アニメーション作『ノートルダムの鐘』で挿入歌のレコーディングを望んだものの、ディズニー側はマイケルの私生活を理由にそれを断ったそうだ。

 同作で音楽を担当したアランはスラッシュフィルムにこう明かす。「突然マイケルのアシスタントから電話がかかってきて、その時マイケルはニューヨークのフォーシーズンズ・ホテルに滞在していた。子供への不適切な行為に関する告発への対処とリサ・マリー・プレスリーとの破局の中に彼はいたんだ。話題を変えようとしていたね。それに彼がディズニーを大好きなのは明白だったから、『ノートルダムの鐘』について話をしたよ。そしたら私のスタジオに来て映画を見て話がしたいと言われた。だからディズニー・アニメーションに連絡したんだ。彼らは『彼と会って、その意見を聞こう』ってなった」

 同作で3曲の提供を希望していたマイケル、その後のディズニーとのやり取りについてアランはこう続けた。「マイケルは『いくつか曲を作ってレコーディングしたい』と言ってきた」「ディズニーに連絡したよ。誰かが爆薬が入った壊れやすい器に火かき棒を突っ込んだ感じだった。『それについてはまた後日』って言われたんだ」

 その後、アランのマネージャーがマイケル本人に真相を伝えたそうで、アランはこう話していた。「ようやく、そして予想通りの言葉が返ってきた。『ディズニーはこの件でマイケル・ジャクソンと仕事をしたくない』とね。私が『わかった。誰かこの事を彼に伝えてくれないか?』って言っても、静まり返って反応なし、結局誰も彼にその事を伝えなかった。で私の当時のマネージャー、スコット・シューカットがマイケルかマイケルの弁護士に話すことになったんだ」。そして「振り返れば正しい決定だった。(しかし主人公の)カジモドは独特なキャラクターで、彼の家族や父親との関係を見ると、(マイケルとの)共通点が沢山あると私は思うんだ」と続けた。

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