50歳で急逝の人気ラッパー 心臓発作で生命維持装置につながれ1週間後に死去

 DMXの追悼式が今週末開催される。今月2日に自宅で心臓発作を起こし、集中治療を受けたものの、1週間後に息を引き取ったDMXを偲ぶ式が2度にわたり予定されている。親類や友人らが出席の記念式典「セレブレーション・オブ・ライフ」は24日現地時間午後4時から、ニューヨークのブルックリン地区にあるバークレイズ・センターにて開催、その模様はDMXのYouTubeチャンネルでライブ配信予定で、もう一方の「ホームゴーイング・セレブレーション」は翌日の午後2時半から開催される。

 パンデミックによる健康と安全に関するガイドラインに従い、家族と親しい友人以外の出席は厳しく制限されている同式典を前に、様々なアーティストらが故人を偲ぶ言葉を寄せており、スヌープ・ドッグはこう話していた。「DMXは神と自分の関係を称えたかったんだと俺は言いたい。正しい事を常にやり、他人を助けようとしていた。その行動は、神が彼を連れ戻すよう天使を遣わしたと俺が信じるのに十分だ。この世界での時間は終わったのさ」

 また、今月にはスウィズ・ビーツ やフレンチ・モンタナをフィーチャリングしたDMXの遺作「ビーン・トゥ・ウォー」がリリースされていた。フォレスト・ウィテカー主演のドラマ「ゴッドファーザー・オブ・ハーレム」のためにレコーディングされた同曲について、スウィズは「俺のブラザーは自分よりもいつも皆のことを気遣う人だった」「彼のような人間はほかに見たことがない。預言者に最も近い存在。DMXはただ一人」と追悼の言葉を送っている。

 一方、DMXことアール・シモンズの遺族は、「本日は大変悲しいことに、ここ数日間、生命維持装置につながれていた私たちの愛するDMXことアール・シモンズが、ホワイト・プレーンズ病院で家族に看取られながら、50歳でこの世を去ったことをお伝えいたします」「アールは最後まで勇敢に戦いました。彼は心から家族のことを愛していました。私たちは彼と過ごした時間を大切にします。アールの音楽は世界中の数えきれないほどのファンをインスパイアしましたので、その遺産は永遠に生き続けることでしょう。このとても困難な時期における皆様からの愛とご支援に感謝いたします」と声明を出していた。

(BANG Media International/デイリースポーツ)

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