選挙ってお金かかるのね~ ほぼ自腹13.3億円費やしたセレブ候補、票伸びず

 カニエ・ウェスト(43)が米大統領選のキャンペーンに1250万ドル(約13.3億円)を費やしていたという。バースデー党から出馬したカニエだが、外部の寄付から200万ドル(約2.1億円)の出資を受けるも、その費用はほぼ自腹だったそうで、結果は6万6000票、1票につき200ドル(約2万1000円)を使った計算となる。

 連邦選挙委員会(FEC)の報告によると、カニエの選挙キャンペーンの予算1453万8989ドル(約15.5億円)の多くは、投票用紙に候補者として表示されるためのバロット・アクセスに使用され、キャンペーン終了時には130万ドル(1.4億円)残ったそうだ。

 内訳はバロット・アクセスに750万ドル(約8億円)、アトラス・ストラテジー・グループへ128万ドル(約1.4億円)を支払ったカニエだが、12州で候補者に挙がるに止まり、その投資は成功とはいえない結果に終わったとされている。

 そのほかの支出は、法律関係の費用、「Kanye 2020」のアパレルやプロモーションビデオの制作費とされていて、カニエの投票が伸びなかった原因はテレビやラジオ、デジタルキャンペーンを行わなかったことと多くの専門家が分析している。

 カニエのキャンペーンの元関係者がピープル誌にこう話している。「カニエの広告を見ませんでしたよね。もし彼がデジタル広告に力を入れ1000万ドル(約10.6億円)を投資していたら、いくつかの州で違った結果になったことでしょう。選挙予算の60から70%はテレビとデジタル合計の広告費なのが基本です」

 今回の選挙の終わりに更に270万ドル(約2.9億円)を予算に組み込んだカニエについて、同関係者は多くのことにお金を使い過ぎたと分析、FECの報告によると、ニューヨーク・タイムズの見開き広告に21万544ドル(約2200万円)、アパレル費に更に91万8130ドル(約9800万円)をつぎ込んでいたという。「彼は政治に関して精通してはいません。自分で自身のメディアをコントロールできると踏んでいました。しかし彼の生活には政治以外にあまりに多くのことがあり、それが障害となったのです」

 ちなみに新大統領となったジョー・バイデンは、大統領選キャンペーンの費用として10億ドル(約1064億円)以上、ドナルド・トランプ元大統領は8億ドル以上(約850億円)を集めていたという。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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