トランスジェンダー公表の俳優、女優時代に同性婚したダンサーと離婚

 俳優エリオット・ペイジ(33)が、ダンサーのエマ・ポートナーとの離婚を発表した。26日に、エリオットがニューヨーク郡裁判所で争議離婚を申請したという。

 2人は共同声明の中で「昨年夏の別居以来、慎重に検討を重ねた結果、離婚というつらい決断を下しました。お互いを尊重し、今後も親しい友人としての関係を続けます」と説明している。

 エレン・ペイジの名前でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『JUNO/ジュノ』や『インセプション』で知られていたが、2018年にエマと同性婚。さらに昨年12月トランスジェンダーであることをカミングアウトし、エリオットに改名。そのときツイッターでこう綴っていた。

 「私がトランスジェンダーであることをシェアしたい。私の代名詞は彼と彼ら、そして私の名前はエリオット。これを書けることは幸運だと感じている。自分の人生において、この場所にたどり着いたことに。また、辛抱強く私を見守ってほしい。私の喜びは本物だけど、もろいものでもある。本当のことを言うと、今喜びにあふれ、自分がどれほど特権的な立場にあるのかも理解しているけど、恐れてもいる。プライバシーが侵されることや嫌悪、冗談、暴力に恐れている。はっきり言っておきたいのは、私が祝っているこの喜ぶべき瞬間を台無しにしようとしているのではなく、全体像に言及したいということ。統計的には酷いものだから」

 当時エマはエリオットのカミングアウトを称賛、「トランスジェンダー、クィア、ノンバイナリーの人々はこの世にとって贈り物です。忍耐とプライバシーをお願いすると同時に、皆さんもトランスジェンダーの人生を、日々の生活の中で進んで応援してください。エリオットの存在はそれ自体が贈り物なのです」とコメント、その2カ月後に2人は別居していた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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