ライアン・レイノルズとブレイク・ライブリー夫妻が、ホームレスで人身売買などの危険にさらされている若者を支援する慈善団体に５０万ドル（約５２００万円）を寄付した。夫妻は助けを必要とする若者に住居やサポートを提供するバンクーバーを拠点としたコヴェナント・ハウスと、そのトロント支部にそれぞれ２５万ドル（約２６００万円）を寄付したという。

　ライアンはこう話している。「コヴェナント・ハウスは身体的、精神的、そして性的な虐待から逃れてきた危険にさらされている若者たちに愛と希望、そして安定を提供している」「彼らは英雄的な仕事をしており、僕たちにとって、こういった形でコヴェナント・ハウスを支援するのは寄付ではなく、思いやりや共感への投資だ。世界はそれらをより必要としているからね」「コヴェナント・ハウスの扉をくぐってきた若者たちは多くの場合、多大なるトラウマを含んだストーリーを抱えている」「そのトラウマ以上のものが彼らにはある。彼らは世界に与えられる多くのものを持っているんだ。この贈り物は彼らを信じていると言っていることだ。思いやりの力で人生の方向を変えることができると信じているとね」

　コヴェナント・ハウス・バンクーバーのクリスタ・トンプソンＣＥＯは、同団体のウェブサイト上で多額の寄付をしてくれたライアンとブレイクに感謝の言葉を述べた上、こうつづっている。「ライアンとブレイクはホームレスとなった若者たちは、無条件の愛と完全なる敬意を受けるに値すると真に理解しています」「ライアンやブレイクと同様、この贈り物を通し、全ての若者一人一人の価値に光を当て、ホームレスとなる危機に見舞われている人々に対して心を開くように、人々をインスパイアできることを願っています」

　ライアンとブレイクはこれまでにも数々の団体を支援してきており、最近では新型コロナウイルス対策に１００万ドル（約１億円）を寄付しているほか、以前には全米有色人種地位向上協議会の法的弁護基金に２０万ドル（約２１００万円）の寄付を発表していた。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ／デイリースポーツ）