人気バンド ツアー中スタッフによる性的暴行の証拠見つからず エンジニア告発も…
ザ・キラーズのツアー中スタッフが性的暴行に関与したとされる件に対し、「確証なし」との結論が出された。2009年のツアー中、ミルウォーキー公演の楽屋にてスタッフが意識のない女性に暴行したと音響エンジニアのシェズ・チェリーが告発した件で、同バンドの弁護団レイノルズ&アソシエイツは先月調査を始めていた。
しかし、チェリー本人、会場、被害者とされる女性と連絡を取った結果、事実であった証拠は見つからなかったとしたが、同バンドは今後暴行及び不適切な行為があった際直ちにそれが報告されるよう努めてゆくという。
チェリーはブログの中で、ある劇場エンジニアがツアーのスタッフに、楽屋Aに女の子を用意しているから行きたい人は順番に名前を書くようにと話しているのを聞いたとしていた。
この報告に関して同バンドの弁護団は声明を通し、確証は見つからなかったと発表、チェリーはその声明に納得がいっていないそうだが、調査をしてくれたことに感謝すると同時に、いつの日かこの業界からそういった行為が無くなることを祈るとコメントしている。
声明の中で、弁護団はシェリーの不満を認めつつ、同バンドはこれからのツアーでは迅速な対応を取るとして、「ザ・キラーズは、この短期ツアースタッフが身の危険、そしていじめを受けたと感じさせてしまったことを遺憾に思うと同時に、彼らが直属の上司にすぐに問題を訴えるのが難しいことも理解しています」と綴っている。
一方のチェリーの声明はこうだ。「私のブログに関するザ・キラーズの広報からの文章を読みましたが複雑な気持ちです」「まずは彼らが団体として私の経験を真面目に取り扱ってくれたことに感謝していますし、調査に動いてくれたことにも。そして、願わくば回復的な方法でこの業界を導くことにより、2度とこのようなことが起きないことを祈ります」(BANG Media International/デイリースポーツ)