キャシー・ヤン監督、「ひと悶着あったの」性的暴行シーンのカットに抵抗

 「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」のキャシー・ヤン監督によると、不快という理由でカットされそうになったシーンがあったという。マーゴット・ロビー主演の同作でメガホンを取ったヤンは、ユアン・マクレガー演じる悪役ローマン・シオニスがクラブでエリカという女性に恥をかかせるシーンをカットするように要望されていたそうだ。

 ヤンはザ・ハリウッド・レポーターにこう語っている。

 「正直に言うわね。あのシーンを残すためにひと悶着があったの。不快でリスキーなシーンだったから。抵抗する必要があった。そのシーンがないと映画の中でカットするところが出てくる。重要だと思っているから、残せたときは本当に嬉しかった。大勢の観客があのシーンに衝撃を受けたと思う」

 ヤンはさらに続けた。

 「ローマンにとって大きなターニングポイントだったと思う。ブラックキャナリーにとってもね。私たちが撮影したんだから、女性に対する性的暴行についてでなければってね」

 ヤン曰く、ジャーニー・スモレット=ベル演じるブラックキャナリーがブラックマスクことローマンの本当の姿を見るなど、暴力よりも彼に焦点を当てているという。

 一方で、ヤンはオープニングの興行収入の低迷ぶりには落胆したと明かしている。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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