薬物死の個性派俳優、男同士の愛を笑いものにすることを拒否 アカデミー賞式典欠席
ジェイク・グレンホールによると、故ヒース・レジャーは、アカデミー賞式典にプレゼンターとして出演することを断ったという。ジェイクとヒースは、2007年のアカデミー賞式典のオープニングで、2人が主演した2005年作『ブロークバック・マウンテン』をネタにした寸劇を披露するという依頼を受けたものの、2008年1月に不意の薬物過剰摂取で他界したヒースは、2人の男性間の愛を描いた同作品のテーマは笑いの種にするようなものではないとしてそれを拒否したそうだ。
ジェイクはアナザー・マン誌にこう話している。
「あの年のアカデミー賞式典のオープニングで、それに関するジョークを披露するように依頼されたことを覚えているよ」
「でも、ヒースはそれを拒否した。僕はその時『なら、やるよ』っ感じだったんだけど。僕はいつも『楽しんでもらえるならそれでいい』って考えだからね。でもヒースは『僕にとってはジョークじゃない。これについて冗談なんて言いたくない』って言ったんだ」
「そこが、僕がヒースの好きだったところだ。彼は決してジョークを言わない。誰かがあのストーリーか何かをネタにしてジョークを作ろうとしていたんだけど、彼は『だめだ。これは愛についてなんだ。だから、ノーだね』ってね」
そんなジェイクは、ヒースとの間に特別な何かを感じたことを認めているが、当時どうしてアン・リー監督が2人を選んだのかは謎だったと振り返っている。(BANG Media International/デイリースポーツ)
