エヴァン・レイチェル・ウッド 自殺を図った後に精神病棟に入院していた

 エヴァン・レイチェル・ウッド(31)が9年前、自殺を図った後に精神病棟に自ら入院していたことを明かした。『ウエストワールド』などで知られるエヴァンは、その経験が自身にとって最悪の出来事であると同時に最高の出来事でもあったとナイロン誌に掲載されたエッセイで振り返っている。

 「私は心の病の専門家ではないけど、自分の経験から話すことはできるわ」「22歳の時、私は自分から精神病棟に入院したの。それについてまったく恥はないわ。今思えばあれは私にとって最低で最高の出来事だった」「その朝、トラックに轢かれたかのような気分だったの。そしてヒステリーになったかのように状況を飲み込んで、考えもせずに電話を手にした」「あれはまさに助けを求めることで、自分の最初の選択を超える選択もできるという瞬間だった。死んではいけない。だったら人生を取り戻さないとって。『お母さん?私だけど。今自殺しようとしたの。病院に行かないと』って言ったわ」「私は怪我していたとしてもそれで病院に行く必要があると言ったんじゃない。心の病のために病院に行くという意味だった」

 その3日前から食べ物も何も口にせず、睡眠もとっていなかったというエヴァンは空っぽな気分になっていたとは言うものの、他の人への罪悪感や責任感だけは感じていたのだそうだ。

 過去にレイプや暴行被害に遭ったことを以前に明らかにしているエヴァンは、それがPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状によるものだったと説明する。「私はPTSDを患っていたのにそれに気づいていなかった。PTSDは心の病とされていて、勇敢な軍人だけではなく、数々の原因で引き起こされる」「私の場合は複数回に及ぶレイプや長年に渡り深刻な暴力を受けた人間関係によるものだった」「私はそれまでも不安症やパニック障害に襲われたことはあったけど、これは全く異なるレベルの恐怖だった」

 いまでもその症状に悩まされることがあるというエヴァンは、引き続きセラピー治療を受けていたというが、自らで取り組む自信がついたことから徐々に回数を減らしていったのだそうだ。その方法が全ての人にとって良いかは分からないとしながらも、エヴァンは助けの手を差し伸べてくれる存在があるということの認識が重要であると締めくくっている。(BANG Media International)

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