シザ（２７）が次回作で音楽活動から引退することを示唆した。今年度のグラミー賞で最優秀新人賞にもノミネートされていたシザは、今ほど曲作りの意欲に掻き立てられていることはこれまでなかったといい、セカンドアルバムを最高傑作にしようと意気込んでいるようだが、それが自身にとって最後のアルバムになると口にした。

　フローント誌とのインタビューでシザは「私の世界はすごい速さで小さくなった。書きたいことがたくさんあるわ」「檻に囚われているような気分」「次のアルバムを人生で最高のアルバムにしようとしているところ。そして私はそうなると分かってる。だってそれが私の最後のアルバムになるから」と語った。

　しかし、シザが引退をほのめかしたのは今回が初めてではない。昨年の７月にも「私は集中力が長く続かないから、面白くなくなったり、自分が成長できなくなったことをやるのは嫌いなの。今は成長を感じるし、楽しんでいるわ。いろいろ学んでいるしね。でもたまに目いっぱいになり過ぎてもう成長できないような気分になる。成長するためには何かほかのことをする必要があるってね」として、音楽以外の活動を視野に入れているような発言をしていた。

　そんなシザは最近、今年度のグラミー賞で５部門にノミネートされながらも、１つも受賞に至らなかったことでファンをがっかりさせてしまったと無念の胸中を明かしていた。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）