第75回ゴールデン・グローブ賞、『シェイプ・オブ・ウォーター』『ビッグ・リトル・ライズ』が最多ノミネート

 第75回ゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表され、『シェイプ・オブ・ウォーター』『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』が最多候補に挙がった。

 ギレルモ・デル・トロ監督による口がきけない清掃員を描いた『シェイプ・オブ・ウォーター』は映画部門でドラマカテゴリーにおける作品賞をはじめ、監督賞、脚本賞、作曲賞の候補に挙がったほか、サリー・ホーキンスの主演女優賞、オクタヴィア・スペンサーの助演女優賞、リチャード・ジェンキンスの助演男優賞を合わせ計7部門でノミネートされた。

 続いてはジャーナリストの実話の映画化『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と殺人事件を描いたミステリー作品『スリー・ビルボード』がそれぞれ6部門の候補に挙がった。

 ドラマ部門の作品賞を巡っては、戦争映画『ダンケルク』、青春映画『コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』がその3作品と競い合うほか、コメディ/ミュージカル部門では『ザ・ディザスター・アーティスト』『レディー・バード』『グレイテスト・ショーマン』『アイ、トーニャ』『ゲット・アウト』がノミネートを受けた。

 一方、テレビ部門では『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』が計6ノミネートで最多となっており、主演のニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンは『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』のジェシカ・ラングとスーザン・サランドン、『The Sinner -記憶を埋める女-』のジェシカ・ビールとリミテッドシリーズ/テレビムービー部門の女優賞を巡って熾烈な争いを繰り広げることになる。

 テレビのドラマ部門には『ザ・クラウン』『ゲーム・オブ・スローンズ』『ザ・ハンドメイズ・テイル』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『THIS IS US 36歳、これから』が、そしてコメディ/ミュージカル部門には『ブラッキッシュ』『ザ・マーベラス・ミセス・メイゼル』『マスター・オブ・ゼロ』『スミルフ』がそれぞれ作品賞の候補に挙がっている。

 そして『ビッグ・リトル・ライズ』とリミテッドシリーズ/テレビムービー部門の作品賞を競い合うのは『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』『ファーゴ』『The Sinner-記憶を埋める女-』『トップ・オブ・ザ・レイク~チャイナガール』となっている。

 今回のノミネートは11日、クリステン・ベル、ギャレット・ヘドランド、シャロン・ストーン、アルフレ・ウッダードらによって発表された。

 第75回ゴールデン・グローブ賞はセス・マイヤーズ司会のもと、来年1月7日にビバリー・ヒルトン・ホテルで開催される。

 第75回ゴールデン・グローブ賞 ノミネート抜粋:

 映画部門

 ドラマ部門 作品賞

『コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』

『ダンケルク』

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

『シェイプ・オブ・ウォーター』

『スリー・ビルボード』

 ドラマ部門 女優賞

ジェシカ・チャステイン『モリーズ・ゲーム』

サリー・ホーキンス『シェイプ・オブ・ウォーター』

フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』

メリル・ストリープ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

ミシェル・ウィリアムズ『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』

 ドラマ部門 男優賞

ティモシー・シャラメ『コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』

ダニエル・デイ=ルイス『ファントム・スレッド』

トム・ハンクス 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

ゲイリー・オールドマン 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

デンゼル・ワシントン 『ローマン・J・イスラエル・エスク』

 コメディ/ミュージカル部門 作品賞

『ザ・ディザスター・アーティスト』

『ゲット・アウト』

『グレイテスト・ショーマン』

『アイ、トーニャ』

『レディー・バード』

 コメディ/ミュージカル部門 女優賞

ジュディ・デンチ『ヴィクトリア・アンド・アブドゥル』

ヘレン・ミレン『ザ・レジャー・シーカー』

マーゴット・ロビー 『アイ、トーニャ』

シアーシャ・ローナン 『レディー・バード』

エマ・ストーン 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

 コメディ/ミュージカル部門 男優賞

スティーヴ・カレル『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

アンセル・エルゴート『ベイビー・ドライバー』

ジェームズ・フランコ『ザ・ディザスター・アーティスト』

ヒュー・ジャックマン『グレイテスト・ショーマン』

ダニエル・カルーヤ『ゲット・アウト』

 助演女優賞

メアリー・J・ブライジ『マッドバウンド 哀しき友情』

ホン・チャウ『ダウンサイズ』

アリソン・ジャニー『アイ、トーニャ』

ローリー・メトカーフ『レディー・バード』

オクタヴィア・スペンサー『シェイプ・オブ・ウォーター』

 助演男優賞

ウィレム・デフォー『ザ・フロリダ・プロジェクト』

アーミー・ハマー『コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』

リチャード・ジェンキンス『シェイプ・オブ・ウォーター』

クリストファー・プラマー『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』

サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』

 監督賞

ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』

マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』

クリストファー・ノーラン『ダンケルク』

リドリー・スコット『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』

スティーヴン・スピルバーグ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

 脚本賞

『シェイプ・オブ・ウォーター』

『レディー・バード』

『スリー・ビルボード』

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

『モリーズ・ゲーム』

 作曲賞

カーター・バーウェル『スリー・ビルボード』

アレクサンドル・デプラ 『シェイプ・オブ・ウォーター』

ジョニー・グリーンウッド『ファントム・スレッド』

ジョン・ウィリアムズ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

ハンス・ジマー『ダンケルク』

 アニメ作品賞

『ボス・ベイビー』

『ザ・ブレッドウィナー』

『リメンバー・ミー』

『フェルディナンド』

『ゴッホ 最期の手紙』

 外国語映画賞

『ナチュラルウーマン』

『最初に父が殺された』

『女は二度決断する』

『ラブレス』

『ザ・スクエア』

 歌曲賞

『リメンバー・ミー』(『リメンバー・ミー』)

『ディス・イズ・ミー』(『グレイテスト・ショーマン』)

『マイティ・リバー』(『マッドバウンド 哀しき友情』)

『ホーム』(『フェルディナンド』)

『ザ・スター』(『ザ・スター』)

 テレビ部門

 ドラマ部門

『ザ・クラウン』

『ゲーム・オブ・スローンズ』

『ザ・ハンドメイズ・テイル』

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』

『THIS IS US 36歳、これから』

 コメディ/ミュージカル部門

『ブラッキッシュ』

『ザ・マーベラス・ミセス・メイゼル』

『マスター・オブ・ゼロ』

『スミルフ』

 リミテッドシリーズ/テレビムービー部門

『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』

『ファーゴ』

『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』

『The Sinner-記憶を埋める女-』

『トップ・オブ・ザ・レイク~チャイナガール』

(BANG Media International)

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