クライヴ・オーウェン、コメディ作品出演を熱望

 クライヴ・オーウェン(52)はコメディ映画に出演したくて仕方がないそうだ。アクション映画でのシリアスな役どころを演じるところが多いクライヴは、アーサー王を演じている新作「キング・アーサー」が公開を控えているところだが、観客を笑わせる良いコメディ作品への出演を熱望しているのだという。

 今後のキャリアの方向性について尋ねられた際、クライヴは「すごく良いコメディ作品をやりたいね」と答えた。

 これまでにコメディ作への出演依頼がなかったわけではないというが、その作品の数々はあまり面白いと感じられなかったのだそうだ。「たまに脚本が届けられるけど、その全てが面白いと思えないものばかりだったんだ。コメディと言えば、それが問題だからね。僕はあからさまな分かりやすい笑いが好きなんだ。だからそういう作品じゃないとね。つまりは『ラリーのミッドライフ クライシス』に出演するべきだってことさ」

 そんなクライヴだが、映画の成功のカギを握るのは監督だと考えているそうで、どんなに良い脚本でも監督の手腕次第では大失敗に陥ることもあると語る。「そのストーリーを信じないとね。そのキャラクターがなぜそういう行動を取ったのかということを強調する必要があるんだ。それにもちろん、監督も重要だよ。良い脚本でも監督が悪かったら、良くない映画になってしまうからね」

 一方でクライヴは映画界で人生に必要な能力をたくさん学んだと感じているようだ。「俳優業の素晴らしいところは、その中で様々な能力を学ぶってことなんだ。『キング・アーサー』の時はプロのように馬を乗りこなすことを学んだし、(医療ドラマ)『ザ・ニック』だって(クリエイターのスティーブン)ソダーバーグが医学歴史家を読んできて、僕らはみんな難しい手術の方法を1から学ぶ必要があったんだ。俳優というものは、常に全く違う世界に足を踏み入れ、そこで慣れることを必要とされるのさ」

(BANG Media International)

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