カニエ・ウェスト（37）が11日（月）、名誉学位を授与された。授与される際に珍しく「緊張してしまった」というカニエは、名門シカゴ美術館付属美術大学の900人の卒業生に向けて自身の経歴について「弁護」する必要がもうなくなったことで、より「生きやすく」なるだろうと語った。「ちょっと緊張したよ。こんなことあまりないんだぜ。授与されたとき、謙遜したし恐縮したよ。人間性と認識されることの真実。そして、俺の全ての考え。ちょっと震えてしまう...この感覚を取り除く必要があるね。緊張する必要はないんだ」「この名誉は俺の人生を生きやすくしてくれるだろうよ。2つの理由があるよ。もう俺は自分をそんなに守る必要がなくなること、そして人生を生きやすくしてくれること」

　さらにカニエは、自分の意見をいいたければ、謝ることが秘訣だと社会へ羽ばたく学生たちにはなむけの言葉を送った。「俺はポップアーティストだ。だから、俺の表現媒体は世論であり、世界は俺のキャンバスなんだ」「『すみません』は君たちが何回も使えるものだよ。この言葉によってたくさんの意見を言う機会が与えられるんだ。謝るんだよ。再び君が意見を言えば、人は『自分の意見で謝る必要なはいよ』って言ってくれるものだぜ」

　自身の音楽キャリアに専念するためにシカゴ州立大学を中退しているカニエは、ファッションの世界に進出する際に、自身が資格を持っていたらより事はスムーズにいったと付け加えた。「シカゴ美術館付属美術大学での学位を持っているって言えていたら、もっと簡単だっただろうな」（BANG Media International）