グロウン-2、ラジー賞最多ノミネート

 『グロウン・アップス2』が今年の第34回ゴールデンラズベリー賞で最多ノミネートを受けてしまった。アダム・サンドラー主演の同コメディ作は、アカデミー賞を目前にその年最低だった映画を決める映画賞でラジー賞として知られる同アワードで、不名誉にも8部門の候補に挙がった。

 アダムが脚本とプロデュースも手掛けた『アダルトボーイズ青春白書』の続編となる本作は、最低作品賞をはじめ最低続編賞、最低脚本賞、最低アンサンブル・キャスト賞らにノミネートされている。また、アダムが最低主演男優賞に、共演者のテイラー・ロトナーとサルマ・ハエックがそれぞれ最低助演男優賞と最低助演女優賞の候補に挙がっており、監督のデニス・デューガンも最低監督賞へノミネートされ、全8部門にリスト入りしてしまった。

 そんなアダムはラジー賞では常連で、2011年には『ジャックとジル』で主演男優賞と主演女優賞を含め、ラジー賞過去最高となる10部門を制覇している。

 続いてウィル・スミスと息子のジェイデンが主演したSF作品『アフター・アース』が、タイラー・ペリーの『ア・マディア・クリスマス』と『ムービー43』と並んで6部門にノミネートされた。

 その他にも最低作品賞には、ジョニー・デップとアーミー・ハマー主演で話題を呼んだもののディズニーの巨額予算の失敗作となった『ローン・レンジャー』や、『スケアリー・ムービー5』『ランナー・ランナー』『ザ・ホスト』などが候補に挙がっている。

 ラジー賞はアカデミー賞ノミネートの発表前日に発表されることになっていて、式典もアカデミー賞授賞式前日に開かれ、今年は3月1日に開催される。

(BANG Media International)

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