高倉健さん一周忌へ…北海道でしのぶ

 10日に一周忌を迎える俳優の故高倉健さんの主演映画ロケ地が多い北海道の各地で、高倉さんをしのぶさまざまな催しが企画されファンが集まっている。

 「鉄道員(ぽっぽや)」(99年公開)のロケ地、南富良野町のJR幾寅(いくとら)駅の駅舎にはふせんが貼られている。「たくさんのすてきな映画をありがとう」「そちらはいかがでしょうか」など高倉さんへのメッセージが書かれ、中国語や韓国語のものもある。

 「駅 STATION」(81年)に登場した増毛町の「風待(かざまち)食堂」(現・増毛町駅前観光案内所)には10月28日から記帳台が設けられている。

 「網走番外地」(65年)の網走市では、6~8日の映画祭で追悼企画として「鉄道員」と「網走番外地 決斗零下30度」(67年)の2本を上映。映画祭実行委の平野雅久代表は「訪れる人に健さんの映画人としての軌跡をあらためて見つめ直してもらえれば」と話している。

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