オフィス北野、スイスの映画祭で受賞

 北野武監督やジャ・ジャンクー監督らの映画製作に携わってきたオフィス北野(森昌行代表)が、8月5日からスイス・ロカルノで開催される第68回ロカルノ国際映画祭で「ライモンド・レッツォニコ賞」(ベスト・インディペンデント・プロデューサー賞)を受賞することが22日、分かった。

 同賞は重要なインディペンデント映画プロデューサー、または製作会社に授与されるもので、「リスクを負って映画作家をサポートしてきた勇気を讃えることを目的とする」と規定されている。

 1988年にビートたけしと関係タレントのマネジメントを行うタレント事務所として設立されたオフィス北野は、91年から北野監督の映画製作会社として活動開始。その後、日本の他監督やジャ・ジャンクー監督、アボルファズル・ジャリリ監督らの作品製作にも携わってきた。

 授賞式は8月6日に映画祭のメイン会場で行われ、森代表とプロデューサー陣が出席する予定。北野監督の「HANA-BI」「Dolls(ドールズ)」やジャンクー監督の「青の稲妻」が記念上映される。

 森代表がこの受賞を北野監督に伝えたところ「良かったね」と言って、一緒に喜んでくれたという。

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