豚が空を飛ぶ!ピンク・フロイド、歴史的名盤アニマルズ」50周年記念盤を来年1・21リリース ジャパン・エディションも発売
プログレッシブ・ロックを代表するバンド「ピンク・フロイド」が1977年1月21日に発表し、豚が空を飛ぶ印象的なジャケットでも知られる歴史的な名盤「アニマルズ」の50周年記念盤が来年1月22日に発売されることが5日、分かった。デラックス・ボックス・セット(5CD+3LP+ブルーレイオーディオ)、2LP、1LP(カラーヴァイナル)、2CD、ブルーレイオーディオ、デジタルの各形態で発売される。
日本独自パッケージ「ジャパン・エディション」での発売も決定。限定7インチ紙ジャケット仕様で、2CD+ブルーレイの3枚組。独自特典のオリジナル・アルバム・カバー・ポスターも封入される。
2CDにはオリジナルアルバムの全5曲に加え、ロジャー・ウォーターズ作「Young Nicholas Jon」、さらに「Sheep」、「Dogs」の初期ヴァージョンなどの未発表曲を収録。ブルーレイ・オーディオには各種の高音質オーディオ・ミックスを収録し、1977年の「アニマルズ・ツアー」オークランド公演を完全収録した未発表ライヴ音源も収められる。
その「ライヴ・フロム・ザ・オークランド・コロシアム・アリーナ1977」は1977年5月9日にカリフォルニア州のオークランド・コロシアム・アリーナで行われた公演を、ラインハルト・ホールヴァインが秘密裏に録音したもので、入念な修復とリマスタリングが施された。
「アニマルズ」と「炎~あなたがここにいてほしい」の全曲と、アンコールの「マネー」、「アス・アンド・ゼム」、「ユージン、斧に気をつけろ」を含む全13曲。「ユージン、斧に気をつけろ」が同ツアーのセットリストに組み込まれたのは本公演のみで、1974年以来約3年ぶりに演奏され、同曲の最後の演奏となった。
メンバーのコメントは次の通り。
ロジャー・ウォーターズ(豚が空を飛ぶジャケットについて)「クラパムの自宅への行き帰りに、僕は毎日バタシー発電所の前を車で通っていた。きっとあの建物が好きだったんだろう。僕が惹かれたのは、それが発電所であり、煙を吐き出しているという象徴性だ。どこか威嚇しているような雰囲気があるからだ。4本の男根のような煙突があって、逆さまになったテーブルにも見える。バンドにも4人いて、ひっくり返ったような状況だった。豚が飛ぶには最高にクールな場所だと思ったんだ」
デヴィッド・ギルモア「77年頃には音楽シーンの空気が変わり始めていた。パンクがあらゆるものに衝撃を与えていて、その影響は『アニマルズ』にも少なからず表れていると思う。このアルバムはかなり攻撃的で、余計な装飾を削ぎ落とした作品だからね。『炎~あなたがここにいてほしい』のようなサウンドスケープ重視のアプローチからさらに踏み込み、もっと直接的で荒々しい表現を目指していた。ロジャーの歌詞もずっと攻撃的になっている。でも制作そのものは本当に楽しかったよ」
ニック・メイスン「バンドの中では少しずつ意見の違いも表面化し始めていたけれど、『アニマルズ』は、ある意味ではとても結束力のあるプロジェクトだったと思う。大きな転機になったのがブリタニア・ロウ(スタジオ)だった。数年前に購入した建物に、自分たち専用のレコーディング・スタジオを造り始めていたんだ。スタジオは誰でも扱えるように設計されていて、配線もすべて分かりやすく整理されていた。エンジニア任せにするのではなく、自分でヘッドフォンをつなぎ、そのまま作業に取りかかれるような環境を目指していたんだよ」
