ザ・タイガースのピー ビートルズ来日公演を振り返る 大阪から夜行列車で上京、「耳をよく洗ってから」日本武道館へ 「ハモりが好きだった」曲も明かす
グループサウンズ(GS)を代表するグループ、ザ・タイガースの瞳みのる(80)が10日、都内で開催されたイベント「ニッポン放送 imagine studio2026 ジョン・レノンスピリットファンデーション ザ・ビートルズ 名盤『ラバー・ソウル』その魅力と来日公演」に、音楽評論家の萩原健太氏と出演した。
今回のイベントはビートルズ来日から60周年の今年、6thアルバム「ラバー・ソウル」のスペシャル・エディションが発売されたことを記念し開催。前半では「ラバー・ソウル」にスポットを当て、瞳は好きな収録曲に、来日公演でも演奏された「ひとりぼっちのあいつ」を選んだ。
タイガースでもよくカバーし、2013年にタイガースが44年ぶりにオリジナルメンバーで再結成ライブを行った際にも演奏している。「みんな、この曲のハモりが好きだったんですよ」と振り返り、タイガースも4声でハモるなどコーラスワークにかけてはGS随一だったと語った。
後半では瞳がビートルズ来日当時のエピソードを披露。大阪のジャズ喫茶「ナンバ一番」出演後、タイガース(当時ファニーズ)のメンバーと夜行列車で上京。朝、東京駅の八重洲口地下にあった東京温泉で「耳をよく洗ってから」日本武道館に赴いたという。
初めての武道館は「広いな」と感じた。女性ファンによる熱狂的な叫び声はなく、演奏はちゃんと聴こえたという。当時はPA(ステージ前のモニター)がなく、ビートルズは後ろのアンプから聴こえてくる音を頼りに歌い、演奏していた。「それでよく音と歌が合いましたね」と驚く司会の上柳昌彦アナウンサーに、瞳は「ザ・タイガースが解散した1971年の時点でもそうでしたよ」と応じた。そのような環境で鍛えられた沢田研二は今も見栄えを考え、ステージ前にモニターを置いていないという。
大観衆の前で演奏するビートルズにメンバーは大いに刺激されたといい、「その時は誰も口にしませんでしたが、みんな『いつか俺たちもここで演奏したい』と思っていました」。その夢は翌年に実現している。
イベントの模様の一部は26日午前4時30分からニッポン放送でオンエアされる他、トーク部分はポッドキャスト配信も予定されている。
