来年6月15日、卒寿で引退発表の伊東四朗「黙ってやめるのもひきょうなので」芸能生活70年を振り返る
コメディアンで俳優の伊東四朗(89)が3日、東京・文化放送でラジオ番組「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛(パッション)」に生出演後、取材に応じた。来年6月15日の90歳(卒寿)の誕生日で引退する理由を「若いころから90になったらやめようと思っていた。黙ってやめるのもひきょうなので」と説明。約70年間の芸能生活を振り返り、「こんなに長い間見ていただいてありがとうございます。おかげ様で気持ちよく引退していけます」と、ファンへの感謝の思いを述べた。
約50人の報道陣に、伊東は「うわー、驚いた。有名人になったみたい」とおどけてコミカルなポーズを取り、会見をいきなり盛り上げた。
補聴器は使用しているというが、はっきりとした口調で、70年の芸能生活を語った。印象に残っている作品について「小松(政夫)とキャンディーズとやった『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』(1976~78年)かもしれません。日本の教育にはけしからんと私のところにも(抗議が)来ました」と笑う。
一方、多くの人に称賛を浴び、世界的にヒットしたNHK連続テレビ小説「おしん」(83年)については「(みごろ!-の)『電線音頭』に出た人が不思議でしたね。よくやったなと思いますよ」と振り返った。
97年から始まった「親父・熱愛」は29年続いている。健康で元気に話せる秘訣(ひけつ)について聞かれ「秘訣というのはないからいいんじゃないですか。女房の作った飯がうまいって食べていれば間違いない」ときっぱり。妻は引退に「賛成してくれました。息子3人も『それがいい』とすぐ決着しました」と明かした。
引退後については「もう一回テニスをやってみようかな。55歳から75歳まで20年間やった。なんとなくできる気がするので、全米オープンに行ってみよう」と衝撃発言で笑わせつつ「これからはいいじいさんになろうと思います」と宣言。最後までエンターテイナーとして会見を盛り上げた。
