史上初連覇の阪神 藤川監督は号泣「苦しかった」巨人とのマッチレースを制す 重圧から解放「良かったです…」
阪神は3日、球団史上初のリーグ連覇を達成した。デーゲームで行われた広島戦(マツダスタジアム)では逆転負けしたが、ナイターで巨人がDeNA(東京ドーム)に敗れて決まった。
歓喜の瞬間は遠征先のホテルで迎えた。選手らは宴会場の一室に集まり、巨人-DeNAを観戦。一球ごとに歓声と拍手、手拍子もあった。V2のTシャツと帽子も着用した。
V決定後、報道陣の取材に応じた藤川監督は号泣。第一声は「苦しかったですね」と漏らし、その後の質問にしばらく言葉が出て来なかった。「良かったです…」。何とか一言を絞り出した。
巨人とのデッドヒートを制し、ついに迎えた歓喜の瞬間。重圧から解放された指揮官は「難しいですね。まずは…。ちょっと待って」と涙をぬぐった。
王者として臨んだ今季。「やろうとしたことは同じだった。成績を残している選手はどんどん成績が伸びるように。自分も現役の時、最後に重責を背負って、苦しくて敗れ去ったことがあったので」と自身の経験と重ねた。
打では佐藤輝を中心に森下、大山ら、投手では村上、才木、高橋がけん引した。「成績を出している選手が苦しまないように(重責を)引き取ってあげて。選手たちが成績向上する今、その宿命を背負った時に苦しかった。とにかくその選手を守ることが一番、そうしたら(不調を)抜けるんじゃないかと思っていた」と、厳しい戦いを振り返った。
球団初の大偉業を成し遂げた。「もう恩返しの役割でこの監督業を引き受けましたので。自分がどうなりたいとかではなくて、タイガースでお世話になってタイガースのファンに育てられた」と感謝の思いを示し、「やっていたことが間違いではなかったことが証明できました」と、充実の表情を浮かべた。
