「若い人はもっと暴れていい」 にしたん社長×長谷川穂積氏が語った、子どもたちの未来と大人の役割
「にしたんクリニック」「イモトのWiFi」などを手がけるエクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長が、このほど元プロボクサーで世界3階級を制覇した長谷川穂積氏(現KOBE長谷川ジム会長)と「子どもたちの未来のために大人ができること」をテーマに対談を行った。
長谷川氏は格闘技が好きな西村社長を「ボクシングの会場でもよくお見かけします」というが、ゆっくり話すのはこれが初めて。まずは最近の子どもについて語った。
西村社長は「良くも悪くも、昔に比べてバランスが取れた子が増えた感じがする。コンプライアンスとかSNSとか、窮屈になっている面もあるけど、もっと自分を出していいと思う。若い人は何度でもやり直しがきくし、もっともっと暴れていいと思う」と持論を展開。
それを受け長谷川氏は、最近の若いボクサーに「僕たちみたいな昭和、平成の人間に比べるとユルユルです。もう少し練習しろよ!と思いますが、す~っと帰っていきますし、考え方も違いますね。自分たちの世代は、試合前夜は“怖くて眠れない”という選手がほとんどでした。井上尚弥選手もそうですが今の選手は“次の日が楽しみで寝られない”という感じになっています」と、気質の変化を明かした。
そしてボクシングにおける子ども世代への支援については、まず「チャンピオンになるには、今は小学生から始めないと絶対になれない、というほどレベルが高くなっている」と現状を説明。小学生向けの大会も多く開催されており、井上尚弥選手のように小学生のチャンピオンから世界チャンピオンへと登りつめる例も多いという。
そのため「僕らができることは、プロで得た知識を子どもたちにつなげていくこと。技術は進化するので自分の技術が今の時代には通じない。教えるには、自分が後れを取らないように常に練習して最新の技術をインプットしている」と言い、そのために引退から10年が経過した今でも、現役時代と同様に毎朝走り夕方にはボクシングトレーニングを続けているという。
そんな長谷川氏の姿勢に、西村社長は「その考え方や姿勢は、ボクシングに限らずいろいろなスポーツにも通じるものです。どんなジャンルの人でも、長谷川チャンピオンと話すことで必ず何か得られると思う。子どもたちを純粋に応援したいという気持ちがにじみでている。人間性がすばらしい方です。ジャンルを問わずいろいろな挑戦をされる姿がみたいですね」とたたえていた。
