林家菊丸「AIの時代だからこそ人情味があるものを」11月に恒例の独演会 明治時代の名作「吉野狐」を現代風にアレンジ
落語家の林家菊丸が10日、大阪市の上方落語協会で「三代目林家菊丸独演会2026~上方人情噺の世界~」(11月23日、大阪・天満天神繁昌亭、11月28日、名古屋・大須演芸場)の取材会に出席した。
前名の染弥時代から数えて21回目、三代目菊丸を襲名後は11回目となる吉例・秋の独演会。それぞれ3席を披露する予定で、大阪公演では先代が明治時代に創作した名作「吉野狐」を脚色して口演する。
「今の時代のお客さんにマッチした、共感していただけるようなものにしたい。足すところは足して削るところは削る」と現代のコンプライアンスに沿った内容にアレンジを加える。
「吉野狐」は青年のもとに美しい花魁が押しかけて妻となり、店を繁盛させるが、その正体は化けた狐の恩返しだったというあらすじの人情噺。
「ロマンチックかつミステリアスにやりたい」と見どころを語り、「落語にはAIにはない間や味わいがある。AIの時代だからこそ、人情味があるものを伝えていきたい」と意気込んだ。
