大谷廣松&中村虎之介、市川團十郎特別公演で大役に挑戦 “團十郎流”の配役術語る「小出しにジャブで振ってくる」
歌舞伎俳優の大谷廣松(33)と中村虎之介(28)が31日、京都市内で「市川團十郎特別公演」(10月3~25日、京都・南座)の取材会に出席した。
公演の昼の部では「与話情浮名横櫛 源氏店」では、虎之介が与三郎、廣松がお富に初役で挑む。夜の部では、廣松が「義経千本桜 鳥居前」で静御前、虎之介が恋人役の源義経を演じ、さらに歌舞伎十八番の「七つ面」では元興寺赤右衛門を務めるなど、さまざまな大役にチャレンジする。
廣松は「團十郎さんが一緒にいてくれるというのが心強い。先輩たちがいる環境の中で、僕らが挑戦するきっかけを与えてくださるっていうのは非常にありがたい」とし、虎之介も「伝統芸能をつなぐ人間として、こういったチャンス、機会をいただけることは本当にうれしい」と、市川團十郎(48)の配役を喜んだ。
團十郎から役をどう振られるかを、記者団から問われた虎之介は「『これ、やりなさい』って言ってくださる役を『ありがとうございます』という形でさせてもらう。この前、一番ドキッとしたのは(團十郎の)自分のXのアカウントでお客さまに『今後何の演目見たいですか?』っていうのを聞いていて、それを見た時に『俺、この中でどれか自分でやらされるんじゃないか』って(心臓が)バクバクして…。自分の演目なのか、人にやらせたい演目なのか、みたいな」と説明した。
さらに「小出しに『これはどうなの?』みたいな『この演目について、君はどう思うんだい?』みたいなことをジャブで振ってくる。何がしたいとか、何がやりたいとかっていうのをすごくくみ取ってくださる方。雰囲気で感じ取ってくれることもありますし、実際会話して聞いてくれることもありますし、コミュニケーションをすごく取ってくれるので、そういったことが他の役者さんとちょっと違う」と、團十郎流の配役術を語った。
