片岡愛之助主演で「はたらく細胞」歌舞伎化 スクランブル歌舞伎第1弾 関口メンディーと石川凌雅が歌舞伎初挑戦
松竹が新ジャンル「スクランブル歌舞伎」を立ち上げ、来年4月に東京・新橋演舞場で第1弾となる「はたらく細胞」を歌舞伎俳優・片岡愛之助(54)、中村壱太郎(36)、市川中車(60)の出演で上演することが14日、分かった。俳優の関口メンディー(35)と石川凌雅(30)が今作で歌舞伎に初挑戦する。
「スクランブル歌舞伎」は、歌舞伎のみならず多彩なジャンルのスタッフとキャストが混ざり合う=スクランブルすることによる新たな舞台表現の可能性を追求する試みで、今回が第1弾。人間の体内を舞台に白血球(好中球)や赤血球などの細胞を擬人化した清水茜氏の同名人気漫画を原作に、歌舞伎の伝統的な様式美やダイナミックな演出とポップかつドラマチックな漫画の世界が交わることで生まれる新たな舞台体験を届ける。
白血球を演じるのは愛之助。興収63・6億円と大ヒットした2024年の映画版では肺炎球菌役で「映画では身体に攻め込む側でしたが、今回は守る側。関口メンディーさん、石川凌雅さんとは初めてご一緒しますので、どんな化学反応が起こるのか今から楽しみです。そして『スクランブル歌舞伎』という新しいジャンルの第一歩!幅広いお客さまが楽しめて、歌舞伎ならではの表現も存分に体験していただければと思います」と新たな挑戦に意欲がみなぎる。
歌舞伎初挑戦のメンディーは「『人生って何が起こるか分からないなぁ』。まさか自分が歌舞伎の舞台に立つ日が来るとは、夢にも思っておりませんでしたが、短い一生で、表現者として、このような舞台に立てる人はどれくらいいるのだろうか、と考えただけでもお断りする理由は見当たりませんでした」と、オファーの際の驚きと受諾した理由を回想する。
その上で「僕も歌舞伎が好きで何度も見に行っていますので、数カ月のお稽古で皆さんと同じように…とは口が裂けても言うことはできません。それでも歌舞伎の舞台に立たせていただくからには、伝統と歴史に敬意を払いながら、死に物狂いで食らいつき、最高の舞台をお届けできますよう、努めて参ります」と覚悟を示した。
脚本・演出は上演中のスーパー歌舞伎「もののけ姫」でも上演台本と演出を担当した横内謙介氏が手がける。
