おいの若山騎一郎 中村玉緒さん悼む 勝新太郎さんと家族へ「こんなに深い愛があるんだと」「最後に行った時も明るかった」

若山騎一郎
「勝新太郎を偲ぶ会」で参列者にあいさつする(左から)中村玉緒さん、娘の奥村真粧美さん、息子の鴈龍さん=1999年6月
2枚

 中村玉緒さんのおいで俳優の若山騎一郎(61)が12日、デイリースポーツの取材に応じた。若山は玉緒さんの家族愛の深さを述懐した。

  ◇  ◇

 去年の夏前ごろ、再婚した女房と会いに行きました。全然元気で、ろれつが回らないようなこともありませんでした。本当にきれいでした。

 「おばさん、僕、再婚したんだ」と話したらすごく喜んでくれて、うちの女房の手を握って「泊まっていく?」って。僕がNHKに復帰できて、「水戸黄門」に出させていただいていると言うと「『水戸黄門』見たい!」って。「おばさん、何が好きなの?」と聞いたら「大谷翔平選手が好きなの!野球が好きというより、大谷選手が好きなの」って。

 部屋の壁中に勝新太郎と家族の写真を貼っていて、本当に愛していたんだなと思いました。勝、雄大(長男で俳優の雁龍さん)、真粧美(長女)と一緒に京都の動物園に行った写真を見せてくれて『この時は本当に幸せだったのよ、楽しかったのよ』と言っていて、こんなに深い愛があるんだと思いました。

 勝や家族の事件や借金があり、自分のテレビ出演も舞台出演も取材もあって、この人はどこに幸せがあるのかと思っていたんですが、その答えは、家族を愛しているからずっと幸せを持っているから、どんなに忙しくても耐えていられたんだと思います。

 最後は女房の手を握って「(療養先から)退院したらパチンコに行こう、おいしい物を食べに行こう」と言っていたのが忘れられません。

 心から尊敬しているおばでした。勝が頭の上がらない人なんです。僕と疎遠になった時期もありましたが、心優しく、普通に接してくれたし、勝とおばの舞台の時には勝から「玉緒は血がつながっていなくてもおいとして愛しているんだぞ」と言われました。勝の代理として僕とおばで法事に出なければならない時もありました。とにかく明るい人でしたね。最後に行った時も明るかった。

 俳優としてはすごかったです。一言一句間違わない。出番の前に袖で一緒に舞台を見ていた時、「あのパチンコ屋は出る」といった話をしていたんですが、いざ出番になるとパッと切り替える。普通の俳優はずっと気持ちを入れているのに、あの人はパッと入った瞬間に芝居が始まる。なんてすごい人なんだと思いました。

 勝に「会いたい、会いたい」と言っていましたから、大好きなパパ、勝おじさんに、雄大に会えるから良かったなって思っています。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス