山本有真が涙の大逆転V「信じられない」圧巻ラストスパートでゴール直前に田中希実を抜き去る アジア大会代表内定「堂々と走れる」

 「陸上・日本選手権」(12日、パロマ瑞穂スタジアム)

 女子5000メートル決勝が行われ、山本有真(26)=積水化学=が圧巻のラストスパートでゴール直前で逆転。14分59秒89で初優勝を飾った。アジア大会代表にも内定した。日本記録保持者の田中希実(26)=豊田自動織機=は15分0秒93で2位に終わり、史上初の5連覇はならなかった。

 衝撃の逆転劇だった。中盤から独走していた田中がそのまま逃げ切るかと思われたが、食らいついた山本が残り半周から一気に差を詰めて直線へ。ゴール目前で一気に抜き去った。

 地元での優勝に山本は涙。「まさか14分が出るとは。優勝も目指していたが信じられない」と声を震わせ、「後ろから追いつかれないようにと思って。ラスト100で先頭の背中がみえていってみるかと。地元の声援に背中を押された」と振り返った。日本代表になることに葛藤もあったという。「何度も代表にならせてもらって、自分の中では納得いかない走り、代表になっていいのかと悩んだ時期もあった」と振り返り、「ここで優勝することができて、堂々と走れるなという清清しい気持ちがあります」とうなずいた。

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