市川中車「伝説にしなければ」 40周年迎えるスーパー歌舞伎で「もののけ姫」

 歌舞伎俳優の市川團子(22)、中村壱太郎(35)、市川中車(60)が5日、都内で行われたスーパー歌舞伎「もののけ姫」(7月3日~8月23日、東京・新橋演舞場)の製作発表会見に、スタジオジブリの鈴木敏夫氏らと出席した。

 伝統芸能と革新的な演出が融合した「スーパー歌舞伎」は、團子の祖父で中車の父にあたる二代目市川猿翁さんが創始したもので、今年で40周年を迎える。今作ではジブリの同名傑作を舞台化し、アシタカを團子、サンを壱太郎、乙事主を中車が演じる。

 2019年に上演された新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」の好評を受けて計画。鈴木氏が人気漫画「ONE PIECE」の原作者・尾田栄一郎氏とともに「ONE-」のスーパー歌舞伎を鑑賞した際に、今作でも演出を務める横内謙介氏に感銘し、歌舞伎化が決まったという。

 團子は「怖さもありますが、しっかり覚悟を持って舞台に向かいたい」とし、中車は「父(猿翁さん)の意思を継いで、この公演を伝説にしなければならない」と熱弁。親子で力強く意気込みを語った。

 鈴木氏は、同作の歌舞伎化に「感動してます」とし、宮﨑駿監督からは「時代劇だよ。チャンバラなんだよ。それが歌舞伎になるのは、ごくごく自然な話」と伝えられたと明かした。

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