キャラ立ち気象予報士、激増のワケ 山田美保子氏コラム
【山田美保子のミホコは見ていた!】
「35・3度。大分の日田で記録しております」とは18日、「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(CBC制作・TBS系)冒頭の石井亮次キャスター。ちなみに同日は兵庫県豊岡市でも35・3度を記録した。
「数十年に一度と言われる」異常気象が毎年のように観測されている昨今。天気ネタはニュースやワイドショーのトップ項目となり、番組終了間近が定位置だった気象予報士の登場がどんどん早まり、出番が長尺となっている。
「ゴゴスマ~」の大躍進も、気象予報士で気象防災アドバイザーでもある沢朋宏アナを中心に、天気を丁寧に取り上げているからとの分析もある。加えて古川枝里子アナ、友廣南実アナ、小川実桜アナらも気象予報士。ゲストに気象予報士で防災士の弁護士、清原博氏が出る日は気象ネタにさらに厚みが増すのも強みだ。
同じく視聴率が好調な「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)には、俳優で気象予報士の片岡信和がストレッチを指導するのが人気。同番組には元祖タレント気象予報士の石原良純もいる。そして片岡は日曜日の「有働Times」(同)では、なんとピアノを弾きながら天気予報を伝えるのだ。
本人のキャラのみならず、メインキャスターの強めのツッコミに気象予報士がタジタジになる様子が度々話題となるのは「ひるおび」(TBS系)の恵俊彰と森朗氏だ。「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ制作・日本テレビ系)では、宮根誠司氏と蓬莱大介氏がその役割を担ってきたが、蓬莱氏は今年4月から新番組「テッパン朝ライブ じゅーっと!」(読売テレビ)へ。氏に数字があるからに他ならない。そして「ZIP!」(日本テレビ系)にはSnowManの阿部亮平や、「くぼてんき」なる紙芝居師でアフロヘアの気象予報士がいる。
女性でも、気象予報士が書いた原稿を読むだけの「お天気おねえさん」は激減し、「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)の今井春花氏や、「Nスタ」(TBS系)の坂口愛美氏など、キャラ立ちの気象予報士が増えている。かつては「30歳定年説」に抗うために、女性アナが必死に取得する資格という感があったが、現在では就活中に合格する者も少なくないのである。
ごく一部で、時間が長すぎるとか、演出過多との批判の声もあるが、各地で頻発している山林火災や、今後激増が予想される熱中症への予防喚起にも、わかりやすい気象情報は欠かせない。今後もキャラ立ちで、コメントに力のある気象予報士は重用されることだろう。
