元ジャンポケ斉藤被告 被害女性「抵抗できなかった」「暴力を振るわれるかもしれないと思った」 被害女性の母「半分泣いた顔」

 ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの罪に問われた、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告(43)の第2回公判が17日、東京地裁で開かれた。検察側の証人として、被害女性Aさんがビデオリンクで証言し、PTSD発症を告白。示談金2500万などを拒否したと明かし「厳しい処罰を求めます。実刑を求めたい」と憤怒の意を示した。Aさんの母も証言台に立ち、娘の被害当時の状況を生々しく証言。涙ながらに「とてもかわいそうでなりません」と言葉を振り絞った。Aさんと母の主な証人尋問は以下の通り。

  ◇  ◇

 【Aさんの母の検察側証人尋問】

 -帰宅後の様子は

 「子供がじだんだを踏んでいやだいやだみたいな感じで、やるせない気持ちを体で表していました。半分泣いて、悔しさとつらさとが入り交じったような顔をしていました」

 -今日に至るまでのAさんは

 「寝るために睡眠薬が不可欠で、悪夢を見た日にはパジャマがしぼれるくらい汗でぬれている。気持ちの浮き沈みも激しい。20代の、人生で一番いい時期を苦しんでいる姿を見るとつらい」

 【Aさんの検察側証人尋問】

 (検察はその日の流れを質問)

 「頬をつかんできてキスされました。初対面で、まだ朝で、斉藤が妻子持ちであることも知っていたので、仕事中のロケバスという場所でキスをしてくるなんて、この人異常なんじゃないかと思って怖くなりました」

 -ディープキスなどに抵抗は

 「できませんでした。相手を怒らせてしまったら何をされるか分からないし、声を上げたら大ごとになると思ったから。さらに乱暴をされるかもしれない、暴力を振るわれるかもしれない、芸能関係者に私の悪口を言われるかもしれない。(言われると)今後の仕事が減ると思いました」

 -帰宅してお母さんは

 「『斉藤になめさせられた』って言いました。警察に行こうと言われました。『もうこのことは忘れる』と言いました」

 -事件後には

 「PTSDを発症しました。主にトラウマの症状、日常的にフラッシュバックしたり、不眠であったり、精神が不安定になったり、関連する場所や道に近づけなかったり、会社での勤務も難しくなったり。休職することになりました」

 -インフルエンサーの仕事は

 「テレビの仕事がなくなりました。Dさん(ロケ番組のディレクター)から聞いたんですが、いわゆる出演者のブラックリストに私が載っているとのことでした」

 -示談の申し込みは

 「示談金が2500万円、罰を求めないこと、今後も芸能活動をすることが(条件に)含まれていたと記憶しています。示談する気はありませんでした。罪を認めてほしいし、償ってほしいと思っているから。働けなくなってしまったので、示談金をもらって生活の足しにしようと思ったが、初公判で反省していないこと、罪を認めていないことから、示談はできないと思います」

 -斉藤被告に

 「罪を認めてしっかり反省して、二度とこのようなことを起こさないでほしい。厳しい処罰を求めます。実刑を求めたいと思います」

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