望海風斗 涙の読売演劇大賞「これからも修練とテクニックとムートを持って」
第33回読売演劇大賞の贈賞式が27日、都内で開催され、この日発表の大賞には元宝塚歌劇団雪組トップスターで俳優の望海風斗が選ばれた。
「マスタークラス」「エリザベート」の演技が評価されたもので、望海は「まさか自分がいただくなんて思っていなかったので、本当に驚いている」と涙声に。
「(「マスタークラス」で演じた)マリア・カラス先生が私の人生の師匠になった作品であるので、これからもマリア先生の言葉を胸に突き進んでいったら間違いないんだなと感じました。修練とテクニックとムート(勇気)の三つが大切なんだと教わりました。これから修練とテクニックとムートをもって皆さんと作品を作っていきたい」と決意を述べた。
この他の受賞は次の通り(敬称略)。
▽最優秀作品賞 「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」
▽最優秀男優賞 亀田佳明(文学座)
▽最優秀女優賞 望海風斗
▽最優秀演出家賞 稲葉賀恵
最優秀スタッフ賞 長田佳代子
▽杉村春子賞 尾上右近
▽芸術栄誉賞 片岡仁左衛門
▽選考委員特別賞 大倉孝二
仁左衛門は家族や弟子、スタッフに感謝し、「2月27日は私が結婚いたしまして今日が60回目の記念日でございます。贈り物が家内にできたと思います。金婚式の時は大賞をいただきました。二度あることは三度ある。プラチナ婚の時もいただけるように頑張りたい」とユーモラスに喜びを表した。
「最後のドン・キホーテ」を演出したケラリーノ・サンドロヴィッチ氏は「よろしければ2~3年に一度大倉にあげてくれれば」、「(KAATは)ホントに素晴らしい劇場なんです、(芸術監督が)長塚圭史なのに素晴らしい」と笑わせ、「私たちはただひたすら演劇をやっていくだけです。私なんか相当自由にやらせていただいている方なんですけど、だんだんだんだんやりにくなっているように感じています。でも、それにめげずにやりたいことをやっていきたい。皆さん一緒に頑張りましょう」と呼びかけていた。
