ABCテレビ社長 「ナイトスクープ」のヤングケアラー問題に言及 「こうした事態を招いたことを深く反省しております」
ABCテレビの今村俊昭代表取締役社長が30日、大阪市内の同社で会見を行い、23日放送された同局の情報番組「探偵!ナイトスクープ」の内容について言及した。
会見冒頭、自ら話題を切り出した今村社長は「取材にご協力いただいたご家族の方々に、大きなご負担をおかけしている状況を当社として大変重く受け止めております」と語った。
放送では「6人兄妹の長男を代わってほしい」という依頼を、霜降り明星・せいやが担当。依頼者の自宅で12歳の長男に代わり、弟、妹の世話、食事の準備、洗濯物の片付けなどを手伝った。しかしこれがヤングケアラーに当たるのではないかという指摘とともに、両親に対する誹謗中傷などが殺到。同番組は公式HPで2度にわたって声明を出す事態に発展していた。
今村社長は「番組と致しましては長男役を探偵が一日体験することで大家族の中で依頼者が長男として頑張っているんだ、ということを表現する意図で制作いたしました。体験内容は依頼に基づいて取材構成したものの、結果的に長男と探偵のやりとりがメインとなり、長男さんばかりが家事、育児をしている印象を与えてしまいました」と番組内容を振り返った。
また「ヤングケアラー」の指摘があることについて「取り上げ方についてはデリケートであって慎重な対応が必要でした。こうした事態を招いたのは編集、構成を行った番組側に起因するものであって、当社として深く反省しております」と、謝罪。「もっとも重視しているのは取材対象者及び家族の安全と尊厳であります、そのために必要な対応を行って参ります」と語った。
