藤井聡太六冠「理想は成って『馬』になること」午年の年男として迎える26年 盤上を華麗に駆け巡る「面白い将棋を」

 将棋の藤井聡太六冠(23=竜王、名人、王位、棋聖、棋王、王将)がこのほどデイリースポーツなどの取材に応じた。10月に王座のタイトルを失冠するも、11月には永世竜王の称号を獲得し、史上最年少で永世三冠となった25年を総括。デビューから10年、年男として迎えることになる26年への思いなども語った。

 25年の盤上を「新しい指し方を少し試みたという一面もあったと思います。成果もある程度ありました」と、手応えを語った一方で「全体としてはうまくいかなかったところも多かった」と反省も口に。八冠復活を目指す26年に向けては「これまでの伊藤(匠)二冠との対戦の中で、自分にはない強さを感じるところもあったので、そこから私自身も学んでいって、今より実力を高めていくことが、当然必要だと思います」と、ライバルへの思いも語った。

 無敗の29連勝を果たすことになる16年のデビューから節目の年を迎える。「当時は完璧な将棋を目指したいという気持ちが強かった」と回想し、この10年間で印象的だった出来事として、14歳で迎えた加藤一二三九段とのデビュー戦、20年の初タイトル(棋聖)獲得、23年の八冠達成、そして24年の初失冠(叡王)の四つを挙げた。

 多くの経験を経て「最近は、完璧というよりは、面白い将棋を指したいと思うようになってきていると思います」と心境の変化を告白。そして「難解な局面に対して、しっかり一つ一つ考えていくというのが将棋の面白さ。全体として作戦や定石もやはり向上していて、そんな中でいかに面白い局面に持ち込むか、問われているようなところもあるのかな、と感じます」。何度も「面白い」という言葉を口にし、理想像へ近づくための思いを明かした。

 かつて最も好きな駒を「角」と語っていた藤井六冠は「常に強力な飛車に比べ、使い方が問われる駒。斜めのラインを遮断されると活用できない。そんな制約の中で構想を立てていくのは、面白いところの一つかな、と感じます」と、ここでも「面白い」という言葉を使い、改めてその理由を説明した。「理想は成って『馬』になること」。「午年」の26年、年男が盤上を華麗に駆け巡る。

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