うつ病公表のサカナクション山口一郎「週の半分はベッドから起き上がれない日々」発症後初の制作曲で紅白「病気と肩を組みながら作った」

 30日深夜のNHK「山口一郎“うつ”と生きる 紅白完結編」では、12年ぶりに紅白歌合戦に出場するサカナクションの山口一郎に密着した。

 うつ病を公表している山口は、病気を患って以来、初めて制作した楽曲「怪獣」を紅白で披露する。3年ぶりの新曲で、同バンド最大のヒットを記録。だが、病を抱えながらの制作は困難を極めたという。

 山口は2022年にうつ病を発症。現在でも2週間に1度の割合で精神科に通っている。2年の密着期間には「週の半分はベッドから起き上がることすらできない日々が続きました」とナレーション説明される時期もあったという。

 「怪獣」制作にあたって歌詞作りに苦しみ、設定した締め切りはたびたび延期。1年半をかけて完成させた作品だった。

 苦闘の日々を振り返り、山口は「病気と肩を組みながら作っていった曲なので。しんどい日々の中で作ってきた音楽がたくさんの人に聴かれることになったというのは、本当に報われましたし、音楽を続けていくモチベーションっていうか、これで生きて行くしかないっていう覚悟。だから達成感よりも次への気持ちの方が強くて」と語っていた。

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